「ぶっちゃけ」はネタバレではなく技術

セッション中、PCがどう行動したら良いか悩んだり、マスターから見て悩む必要のない箇所でセッションが止まったり、或いはマスターの想定していない行動や言動をされてマスターが進行に悩むといった場面は多々あります。

そういった状況でスムーズにセッションを進行させるための技術として、ぶっちゃけるというものがあります。

一見すると、「えっ、ぶっちゃけってシナリオのネタバレになってつまらなくなるじゃないの?」と思います。実は、そうではありません。正しく使えば、セッションが止まることなく進行できる優れたマスタリングスキルになります。

正しい「ぶっちゃけ」はプレイヤーの指針になる

セッションがスムーズに進行するというのは、マスターだけでなくプレイヤーが「今、どう行動するべきか」を理解している状態が重要です。これは探索中だけでなく、戦闘やキャラクター紹介など、様々な場面でも同様です。

多くの人は、そういった「どうすべきかの選択」は「プレイヤーが全て考えるもの」だと思っています。

確かに、行動の決定権はプレイヤーにあるのでそう考えやすいですが、実際にプレイヤーに全てを任せることは、プレイヤーに考えさせる必要のないことにまで頭を使わせてしまい、余計な負担になってしまいます。

そこで、「これは伝えても問題ないな」「これは伝えた方が卓が進みやすくなるな」と思った点については、どんどんぶっちゃけてしまいましょう。これを積み重ねることで、セッションがムダに長引くということが格段に減ります。

たとえば、PC達が、マスターから見て調べ尽くしたといえるダンジョンや建物をまだ調べているとします。このとき、プレイヤーは「まだ行っていない部屋、調べていない部分がある」という理由で探索を続けています。

このとき、基本的に探索を続けさせる意味は1つもありません。なので、「ここにはもうなにもないようだ」と伝えて次のシーンへと進めることを促せば、セッションは進行します。

あるいは、戦闘においても、「ここがこのシナリオ最後の戦闘シーンだよ」と伝えるだけで、PCはアイテム・スキル・ヒーローポイントといったリソースをためらうことなく使ってくれます。

キャラ紹介でも、「キャラクターの名前や性格、特徴、データ、プレイヤー紹介など、なにをどういう順番で紹介するのか」を事前に伝える